公益財団法人白鶴美術館

白鶴美術館概要

白鶴美術館の歴史

Youtube案内動画

― 世界的価値のあるコレクションを私蔵するのではなく、ひとりでも多くの方の目に触れてほしい
白鶴美術館は、そんな願いを持った嘉納治兵衛(鶴翁・白鶴酒造7代)によって昭和9年(1934年)に開館されました。古美術品500点で出発した当館は今、国宝2件(75点)、重要文化財22件(39点)を含む約1450点以上の作品を所蔵。戦争と空襲、戦後の混乱、大震災など幾多の苦難を乗り越えながら、価値ある古美術品を現在に残しています。

1931(昭和6)年 3月
鶴翁(堂)の蒐集品より500点の寄贈受けて財団法人白鶴美術館設立
1934(昭和9)年 5月
白鶴美術館開館
1964(昭和39)年 5月
賢愚経 国宝指定
1965(昭和40)年 5月
大般涅槃経集解 国宝指定
1984(昭和59)年 3月
開館五十周年記念名品展「白鶴栄華」及び出光美術館交換展開催
1995(平成7)年10月
白鶴美術館六十周年記念事業新館(絨毯館)開館
2010(平成22)年 4月
公益財団法人に移行

本館概要

本館

四季を豊かに感じられる六甲山の麓、清冽な流れの住吉川西岸に佇む白鶴美術館。
東洋と西洋、伝統と近代が見事に融合した本館は、戦禍や大震災などの苦難を逃れ、今なお開館当時の姿を残す昭和の名建築です。穏やかに満たされる自然光のもと、国宝・重要文化財の数々を心ゆくまでお楽しみください。

新館概要

新館

白鶴美術館新館は、平成7(1995)年、開館60周年記念事業により開設されました。主な所蔵品は、当館第4代理事長 嘉納秀郎(白鶴酒造十代目 1934~2010)の中東絨毯コレクションをもとにしています。中東はいまだ日本人にとってなじみの薄いイスラム文化圏であり、大型、かつ染織品という脆弱な性質を持つ絨毯は、日本においてコレクションも少なく、当館はそうした意味でも草分け的な施設であるといえるでしょう。公開は年2回、本館の開館時期に合わせて、所蔵絨毯を中心とした企画展示を行っています。