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| 内容解説 |
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今年の新館では、羊毛から絨毯になるまでの工程を辿りつつ、絨毯の構造を知る展示をおこなっています。
じゅうたんは、パイル(毛羽)のある織物です。構造を知り細部に目を向けることで、その作品の魅力は一層深まります。春季展示では、六甲山牧場での羊の毛刈り、手作りスピンドルなどのワークショップを行いながら、羊の毛から絨毯までを辿ってきました。展示では、中東絨毯に描かれている羊、山羊のモチーフにも注目しました。今秋は「糸から織」ということで、織の構造や文様をもう少し深くみていきましょう。
展示品をみつめながら:
【テーマ 1. 反復文様】
絨毯には同じような文様が繰り返し表されます。殊に工房で織られたものは、極めて正確に織られた同形の文様が、バランスよく配置されています。絨毯の反復文様をさがしながら、絨毯の画面構成〜デザインを楽しんでみたいと思います。
【テーマ 2. ノット】
春季展示に引き続きに絨毯裏の拡大写真で作品の細部に注目していきたいと思います。絨毯の特徴となるパイルを作っているパイル糸の結びは「ノット」と呼ばれますが、絨毯裏からみることでその密度を知ることができます。今回は春季よりさらに緻密な、1ノットが1mu未満の絨毯が登場します。1mm幅のペン先で大画面を塗りつぶしていくと考えれば、その精緻さに気の遠くなるような工程があることを想像できるでしょう。
ワークショップを楽しみながら:
絨毯の図柄は、織機に規則正しく張られた縦の糸(経糸(たていと))に結びつけるパイル糸によってつくられます。横一列に結び終えたら、その上に抑え糸を織りこみ、また次の一段と進めていきます。中東絨毯のパイル織(結び)の方法は、トルコ結び、ペルシャ結びと称される二つの織り方があり、その名の通り、ペルシア(イラン)ではペルシャ結び、アナトリア(トルコ)ではトルコ結びの絨毯が主流です。そしてイランの北、黒海とカスピ海の間に位置するコーカサス地域の多くの絨毯は、トルコ結びで織られているようです。いずれも、織機に張られた経糸、二本ずつを結んではパイル(毛羽)をつくっていくのです。
さて、春季よりワークショップ「ノッティング体験」(絨毯のパイルづくり)にて、皆様で作製して頂いている二枚の六甲山牧場産、白鶴美術館絨毯は、トルコ結び。春季展示終了時には30センチほどの長さの絨毯になっています。秋季展示終了時には何センチの絨毯になっているのでしょうか。
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新館展示イベント協力団体
神戸ウールの会、神戸学院大学、神戸市立六甲山牧場、
東西美術交流研究センター(五十音順) |
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