財団法人 白鶴美術館
トップへサイトマップへ
 

秋季展のご案内
本館 古代中国青銅器と文字文化
内容解説
主な展示品
美術史年表
イベントのご案内
 
新館 オリエント絨毯 -多彩な花文様-
内容解説
主な展示品
オリエント絨毯の知識
 
2008年 秋季展開催日程
 
本館 古代中国青銅器と文字文化

内容解説
古代中国の青銅器を鑑賞する際、その器形や文様といった造形が訴え掛けてくる内実を、現代日本に生きる私たちは、果して敏感に感じ取ることが出来ますでしょうか。
3600年以上も遡る夏王朝に出現し、商(殷)王朝後期(紀元前1300年頃〜1050年頃)に最高潮に達した青銅器は日常生活で使用する器物ではなく、厳粛なる祭祀で重要な役割を果した神聖な器でした。そこには古代社会を生きた人々の世界観、自然観、死生観などが封じ込められている可能性があります。ですから、青銅器への私たちの耳の傾け方次第によっては、中国古代社会を生きた人々の祈りや畏れ等の声が聞こえて来るかもしれないのです。
それをより身近に実感・認識するための素晴らしい導き手が、商(殷)王朝後期に生み出され、今日に至るまで、そして今後も生命を保ち続けるであろう文字、すなわち漢字(最初は甲骨文や金文)です。ですから、青銅器を考察するだけではなく、漢字と手を携えて行くことによって、何とか中国古代社会の地平に降り立つことが出来るかもしれません。
ところで、漢字の本源の姿を真に理解するためには一点一画もゆるがせにすることなく、その構造を分析・把握することが求められます。それと同様に、青銅器に表された文様一つを取り上げる場合でも、どんな些細な部分も疎(おろそ)かにしないと思い定め、熟視することが大切だと思われます。
今秋は古代中国青銅器の、主に器形・文様・銘文(金文)、そして漢字の当初の形を見つめる中で、皆様とご一緒にそれらを育んだ中国の古代社会に一歩でも近づきたいと願っています。ひいてはそれが現代中国そしてそこに生きる人々と真摯に向き合うことへと繋がるのではないでしょうか。
また、唐時代の金工品の素晴らしさにも目を向けて戴きたいと存じます。
 
 
財団法人 白鶴美術館 HAKUTSURU FINE ART MUSEUM 〒658-0063 神戸市東灘区住吉山手6丁目1-1 TEL/FAX 078-851-6001 http://www.hakutsuru-mseum.org/