展覧会

本館:作品は深く語る ~中国・日本美術の地平~
新館:絨毯を形づくるもの・絨毯に表されるもの
期間 2017年3月7日(火)~6月4日(日)
休館日 月曜日 但し、3月20日(祝・月)は開館、3月21日(火)を休館
開館時間 午前10時~午後4時30分(但し入館は午後4時まで)
入館料 大人:800円 65歳以上・大学・高校生:500円 中・小学生:250円
(大人・大学・高・中・小学生団体20名以上は2割引)

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イベント情報

講演会
  • 日時:4月30日(日)午後2時~3時30分
  • 演題:「中国美術と日本美術の特質~仏教美術を中心に~」
  • 講師:増記 隆介氏(神戸大学大学院人文学研究科准教授)

<講師プロフィール>

1974年、茨城県生れ

東京大学文学部歴史文化学科美術史学専門分野卒業。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了・同博士課程中退。東京大学において博士(文学)を取得。

奈良にある大和文華館において学芸員として5年間勤務された後、文化庁美術学芸課に移られ、現在は神戸大学大学院人文学研究科准教授として、仏教絵画を中心とする日本東洋美術史をご担当なさっています。

主なご著書に『院政期仏画と唐宋絵画』(中央公論美術出版、2015年)、『病草紙』(中央公論美術出版、2017年)がありますが、その他、枚挙に暇がないほど多数のご著書、ご論文等を執筆されています。

増記先生は平安時代、特に院政期の仏教絵画を主な研究対象とされ、作品が生み出された仏教思想的・歴史的背景及び絵画を表現する具体的な作画技法の成立と展開について唐宋絵画の動向を視野に入れながら比較研究されています。大和文華館学芸員、文化庁文化財調査官という美術作品に直接触れる「現場」での仕事に長く従事されていましたので、実作品の精緻な観察に基づいて、作品が制作される過程を復元的に考察することを研究の基本とされています。増記先生ほど、此の度のご講演の演題、仏教美術を中心とした中国美術と日本美術の特質を比較検討されるのに相応しい研究者はいらっしゃらないと申しても過言ではありません。

演奏会
  • 日時:5月5日(金・祝)午後2時~3時
  • テーマ:「ペルシアを旅しよう。―ペルシア絨毯に織り込まれた詩と音楽とダンスのひと時―」
  • 演奏:ラヤリ エル ウンス シルクロード
新館レクチャー
  • 日時:5月21日(日)午後1時~3時30分
  • テーマ:「絨毯に表された文字によむ」
  • 1.「イマーム・アリーの金言」講師:吉田京子氏(神田外語大学 専任講師)

    2.「絨毯に織り込まれる文字」講師:吉田雄介氏(神戸学院大学 非常勤講師)


<講師プロフィールと講演内容>

■吉田京子氏(神田外語大学外国語学部 アジア言語学科 インドネシア語専攻講師)

略 歴東京外国語大学 アラビア語学科卒、 東京大学大学院 文学修士・博士課程修了 文学博士
研究分野シーア派・イスラーム思想
近 著(共著):「十二イマーム・シーア派は何を祈るのか」( 『変革期イスラーム社会の宗教と紛争』 明石書店 2016年3月)

「絨毯に表された文字によむ:イマーム・アリーの金言」

~スルタン・ヘッドの絨毯にちりばめられた美しいアラビア文字装飾は、シーア派のイマーム・アリーの言行録『雄弁の道(ナフジュルバラーガ)』の文言です。シーア派とは、現在16億人に達するイスラーム教徒の一割強を占める宗派で、イランはその本拠地であり、イマームとは、イスラームの預言者ムハンマドの権威を正統に継承した唯一の正しい指導者、とシーア派でみなされた存在です。アリーとは、預言者ムハンマドの従兄弟で娘婿でもあるイスラーム最初期の改宗者で、ムハンマドの権威を相続した初代イマームとしてイランで最も尊敬されている宗教上の偉人として知られています。

■吉田雄介氏(神戸学院大学 非常勤講師)

略 歴大東文化大学 国際関係学部卒、 関西大学大学院文学研究科 博士課程修了 文学博士
研究分野人文地理学、地誌学
研 究吉田雄介「フィールドワークからローカルなイノベーションを探る:手織り敷物「パトゥ」生産の事例から」、原隆一・中村菜穂編『イラン研究 万華鏡ー文学・政治経済・調査現場の視点からー』、大東文化大学東洋研究所、2016年、231-252頁。

「絨毯に織り込まれる文字」

ペルシア絨毯の文様にはいろいろな種類があります。文字もそのひとつ―。
世界で最も有名なペルシア絨毯といえば、英国、ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館が所蔵する「アルダビール」絨毯ですが、あの流麗な文様のなかに文字が織り込まれているのをご存知でしょうか。こうした絨毯に文字を表わすことは多くはありませんが、今回展示のスルタンズヘッドと呼ばれるタブリーズ絨毯のように例はみつかります。しかし、やはり、これらは特殊な例なのです。
では、多様な絨毯の中で、どのような絨毯に、どのような場合に文字が織り込まれるのでしょうか?今回は、この点について実例を踏まえつつ考察してみたいと思います。

特別ワークショップ
  • 日時:5月7日(日)午後1時~4時
  • テーマ:「織ってみよう綴れ織り」
  • 講師:新田恭子氏(大手前大学非常勤講師)
美術に親しむ会
  • 日時:5月14日(日)午後1時30分~3時30分
  • テーマ:「作品は深く語る~ものつくり人の心に迫る~」
  • 講師:当館学芸員3名
アート・トーク
(スライド解説)
  • 日時:3月12日・26日、4月9日・23日、5月28日、6月4日の各日曜日 午後2時~3時
  • テーマ:「白鶴美術館の名作は深く語る」
ワークショップ
  • 日時:5月中の毎週日曜日 午後1時30分~4時
  • テーマ:「クルッと反転!紙が要(かなめ)のミニ屏風」
  • 指導員:甲南大学学生

※ご入館頂きましたら、ワークショップ・イベントのご見学及びご聴講は自由です。

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